菊池佳晴建築設計事務所

2017.12.11

米ヶ袋の家  オープンハウス見学会のご報告

先ヶ週末、土曜日日曜日と開催させて頂きました
米ヶ袋の家のオープンハウス見学会。
計画進行中のお施主様に、
以前に設計させて頂いたお施主様、ご近所さんやお知り合いの方々、
高断熱高気密+パネルヒーターの温熱空間を体感してみたいという方まで。
たくさんの方にお越し頂きまして、本当にありがとうございました!
遅くなってしまいましたが、
私のつたない完成写真とともにご報告させて頂きます。
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『お家の隅々まで暖かいね。』
『ここで暮らすご家族の毎日を想像したら楽しそうだね。』
『収納がそこらにたくさんあるのが良いね!』などなど。
暮らしのすぐそばにあるお褒めの言葉を頂けたことが、
個人的には何よりも嬉しく感じました。
パネルヒーターのやわらかな放射熱による暖かさは、
音もなく静かでとても心地の良い空気感を生み出します。
室内にいると外の寒さを忘れてしまうような温熱空間は、
やはり実際に体感して頂くのが一番説得力を持つのだと再認識いたしました。
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見た目が良くても使いづらかったり、
使いやすくても見た目が良くなかったり。
もちろん永く使っていく物としての側面も強いので、
メンテナンスしやすいシンプルな仕組みにしておく必要もあります。
デザインと性能のバランス感については、
頭の中でずっとぐるぐると考えを巡らせた大きな課題です。
多次元に広がるいくつもの条件を紐解き、
お施主様とともに皆で植物育てるかのように現場を日々見守り、お話を重ねつつ、
関わる様々な職人さんメーカーの方々にご苦労を掛けながら図面が形になりました。
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また、キッチン天板シンク扉から、扉の引手、らせん階段、テーブルの脚まで。
細かなものも空間にぴったりくるように、
ひとつひとつ図面を描いて造作させて頂けたことは、
設計屋としては大変やりがいがあり、有り難い経験でした。
暮らし手にとって毎日変化に富み、
ワクワクした思い出がたくさん詰まった場所になりますように。
お引渡の日が来るのが、嬉しいのやら寂しいのやら。
すこし複雑な感情であります…。
足らない点も大きな心で受け止めて頂き、
お待ち下さっているお施主様ご家族へ、
これからの楽しい家時間を早くお届けするためにも!
詰めの作業を丁寧に重ねていきたいと思います。
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saeki