菊池佳晴建築設計事務所

2015.09.30

「沖野の家」がグッドデザイン賞を受賞しました!

このたび、「沖野の家」は、その優れたデザインが高く評価され、公益財団法人日本デザイン振興会 JDPより「2015年度グッドデザイン賞(Gマーク)」を受賞いたしました。
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グッドデザイン賞2015 沖野の家
「沖野の家 設計趣旨」
都市部の住宅地にはなかなかない200坪という広い敷地にコンパクトな30坪程度の平屋の家を建て、この広い敷地を活かしながら30代のご夫婦と子供2人の4人家族が安心して伸びやかに過ごしていけるような住宅が求めらました。そこで、敷地を公園のように四季折々の樹木に富んだ緑豊かな場所とし、道路からのプライバシーに配慮しながら「外にとじ内からひらく」ような建物を目指しました。それは、外部から見れば樹木に囲まれた平屋建ての赤い家という認識で、内部に入れば空や庭を望める開放的で外に開いた心地良い外壁と開口部のバランスのとれた住宅となっています。
設計:菊池佳晴建築設計事務所
施工:共栄ハウジング株式会社
Okino
「審査委員講評」
200坪という広い敷地に30坪のコンパクトな住宅の計画で、外部に大きくひきの空間をつくることで、住宅のプライバシーを確保するという、近隣にも貢献するような形で敷地の大きさを生かしている。矩形のシンプルなボリュームから内部に大きく引き込んだテラスのような玄関も、外部との親和性を表現していて、思わず誘い込まれるような印象を与える。内部のインテリアも限られた素材を使い、開口部の取り方も工夫があり、良質な住宅となっている。
担当審査委員| 古谷 誠章 篠原 聡子 中村 拓志 松村 秀一
グッドデザイン賞受賞展「グッドデザインエキシビション2015(G展)
10月30日(金)から東京ミッドタウンで開催される受賞展の会場で、「沖野の家」が本年度受賞作として紹介されます。
会期:10月30日(金)〜11月4日(水)
会場:東京ミッドタウン(東京都港区六本木)
主催:公益財団法人日本デザイン振興会
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グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は42,000件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。